ガンサーワークスがリマスターした1996年式のポルシェ 911が約1億5,000万円で落札
“Chelsea Grey”で仕上げたカーボンファイバー製のボディが特徴的
旧車のリマスターなどを中心に行う、米カリフォルニア拠点のガンサーワークス(Gunther Werks)がリマスターした「ポルシェ(Porsche)」の1996年式 911が、『ModaMiami』で行われた『RM Sotheby’s』のオークションに出品され、約1億5,000万円で落札された。
世界で25台のみ製造された本モデルは、“Chelsea Grey”に着色したカーボンファイバー製のボディや、初代の911に使用されていた「フックス(FUCHS)」社製のアロイホイールを彷彿とさせるホイール、特注の横長LEDテールライトなどを備えた、ユニークなデザインの車両だ。また、そのクラシックな外見に反して、サスペンションには「JRZ」社製の調整可能なコイルオーバーや油圧式のフロントリフトシステムなど、最新の技術を用いた部品を搭載。加えて、ボンネットの下には「モーテック(MoTeC)」社のエンジンマネージメントシステムや、米オレゴン州・シェアウッドの自動車整備工場『Rothsport Road and Race』によって改良された最高出力400psの4.0Lのエンジンを備えるなど、大幅なパワーアップを実現した。一方で、インテリアは、マットなグレーのカーボンファイバーとレッドレザーを用いたスポーツシートや、アルカンターラのヘッドライナーなど、高級感のある仕上がりに。これらの8割はオーダーメイドで、残りは「ポルシェ」製の車両から新しいパーツを調達しているという。