藤原ヒロシ率いるレーベル Do Nothing Congress がフランス人アーティスト トマ・レリュをフィーチャーしたポップアップを開催
SNSにポストするクオートが話題のトマ・レリュの作品の展示販売に加え、〈Do Nothing Congress〉とのコラボアイテムも限定リリース
藤原ヒロシ率いるコレクティヴ・レーベル〈Do Nothing Congress(ドゥー ナッシング コングレス)〉が、フランス・パリを拠点に活動するアーティスト トマ・レリュ(Thomas Lélu)をフィーチャーしたポップアップを『代官山 蔦屋書店』にて3月8日(金)〜19日(火)の期間に開催する。
2018年、HFの声かけから始まった〈Do Nothing Congress〉は、“A Cup of Tea(一杯のお茶)”と“Make Some Tee(Tシャツを作る)”以外には“Do Nothing(何もしない)”ことを標榜する、無為と逸脱のコレクティヴ・レーベル。同レーベルは東京を拠点に活動しており(/していない)、これまで新作アイテムやコラボレーションを不定期で発表してきた。
今回の主役であるトマ・レリュは、アート・ディレクター/グラフィック・デザイナー/作家/ギャラリー・キュレーターとして多面的な顔を持ち、パリのコミュニティでも異才を放つ存在として知られるアーティスト。彼はここ数年、“TODAY I DID NOTING(今日は何もしなかった)”、“DO EVERYTHING TO DO NOTHING(何もしないためにすべてのことをする)”、“I HAVE NO IDEA WHAT I’M DOING OUT OF BED(ベッドの外では何をしているか分からない)”といった手書きのクオートを、時にはスペルミスしたまま『Instagram』に投稿し続けてきた。そして昨年10月には自身がポストしてきた手書きのクオートを巨大なキャンバスに展開し、ギャラリーの壁に並べた初の展覧会 “TODAY I DID NOTING”を広大なパリのギャラリー『La Cité』にて開催した。同展のオープニングには多数のセレブリティやコレクターがかけつけ、作品は瞬く間に完売に。SNSを活用しながらも、このようなテクノロジーに侵食される世界を揶揄するような皮肉めいたトマのメッセージは世界中の人々の共感を呼び、彼のアカウントは58万人ものフォロワーを誇る。また、〈CHAUMET(ショーメ)〉をはじめ数々のファッション・ブランドからもコラボレーションのオファーが絶えず、トマは『Purple Fashion』の最新号でも大々的にフィーチャーされている。
HF率いる〈Do Nothing Congress〉は昨年パリでトマ・レリュと出合い、互いにその“何もしない”アティチュードに共感/意気投合し、今回のコラボレーションが実現した。“DO EVERYTHING TO DO NOTHING”と題された本ポップアップでは、トマ・レリュによるいくつかのクオートのプリント作品やアートブックの展示販売を実施。また、〈Do Nothing Congress〉とのコラボで制作したTシャツやフーディ、キャップなどのアイテムも店頭に並ぶ。人生への愛と脱力を讃えるトマ・レリュの世界観に触れる貴重な機会に、ぜひ足を運んでみてほしい。
“DO EVERYTHING TO DO NOTHING” POP-UP in 代官山蔦屋書店
会期:3月8日(金)〜19日(火)
会場:代官山 蔦屋書店2号館 1階 アートフロア
住所:東京都渋谷区猿楽町17-15
営業時間:9:00-22:00(*蔦屋書店の営業時間に準ずる)
TEL:03-3770-2525