米マクドナルドが全店舗でクリスピー・クリーム・ドーナツの提供を開始
2026年末までに完全参入
米『マクドナルド(McDonald’s)』が、2026年末までに『クリスピー・クリーム・ドーナツ(Krispy Kreme Doughnuts)』全米の店舗で提供すると発表した。
2022年より行われていた、米ケンタッキー州とインディアナ州の160店舗以上でののテスト販売の成功を受けて、パートナーシップの拡大を実施。今年末から展開をスタートし、2年半かけて全米の『マクドナルド』店舗に完全参入させるという。全店舗で展開するにあたり、『マクドナルド』は“ハブアンドスポーク”モデルを用いて、生産拠点(店舗またはドーナツ工場)で製造した作りたてのドーナツを各店舗に送るようなスタイルとなるようだ。なお、この提携により、『マクドナルド』は米国における『クリスピー・クリーム・ドーナツ』の独占的ファーストフード・パートナーとなる。
現在『マクドナルド』は、米国内に13,500店舗を展開しており、2027年までにさらに900店舗をオープンする計画を立てている。そのため、今回の提携は『クリスピー・クリーム・ドーナツ』にとって大きな拡大となる。『マクドナルド』のCMOおよびカスタマーエクスペリエンス責任者のタリク・ハッサン(Tariq Hassan)は「このパートナーシップは、我々の長い歴史における次のステップであり、モーニングカテゴリーおよび1日を通して新たなビジネスチャンスを切り開くチャンスとなります。私たちマクドナルドのユーザーのクリスピー・クリームに対する愛は深く、全米のマクドナルドの店舗に展開を拡大し、彼らをより満足させられるようになるのが待ちきれません」とコメント。『クリスピー・クリーム・ドーナツ』のCEOであるジョシュ・チャールズワース(Josh Charlesworth)は「消費者から毎日受け取る最も多い要望は、『私の街でもクリスピー・クリームを味わいたい』というもの。全米規模でマクドナルドと提携することで、ファンやドーナツ好きがこれまで以上に日常的に、焼きたてのクリスピー・クリーム・ドーナツが食べられる喜びを感じてもらえるようになります」と述べている。