新たなカルチャースポットとして話題の沖縄県の魅力を Hypebeast がレポート
沖縄県とタッグを組み『Hypebeast』視点で厳選したオリジナルのバケーションプランをご紹介
絶景のビーチや南国感あふれる街並みなど、日本屈指のリゾート地としてオールシーズン世界中から多くの人々が訪れる沖縄県。近年はカルチャースポットとしても凄まじい発展を遂げており、「CORONA SUNSETS FESTIVAL(コロナ サンセット フェスティバル)」や「NAMINOUE FESTIVAL(波の上フェスティバル)」などの音楽フェスティバルが盛り上がりを見せ、さらに若者世代から絶大な人気を誇る沖縄出身のラッパー Awich(エーウィッチ)を筆頭に、個性豊かなアーティストらを輩出しているエリアでもある。
そんな大自然と共に唯一無二の沖縄モダンカルチャーを育む沖縄県の魅力は、インターネットやSNS上でも見かけることが多いはず。しかし、ありきたりなリゾート体験や観光客向けのショップなどではなく、世界に広くシェアされていない未発掘な魅力、言い換えるなら、“UNLISTED OKINAWA=検索では出会えない沖縄”が、まだまだあふれている。そこで今回の『Hypebeast』では、そんな“UNLISTED OKINAWA=検索では出会えない沖縄”を深掘りするべく、カルチャーやクリエイティブな視点で楽しめる5スポットを厳選した。これから初めて訪れる人はもちろん、沖縄が好きで何度も旅をしている人でさえも楽しめるであろうスペシャルプランを、新進気鋭のフォトグラファー金谷龍之介の写真とともにご紹介していく。
“飲む”から派生するカルチャーハブ / LIQUID THE STORE
まずは、那覇空港からも車で20分ほどのアクセス良好な那覇市壺屋に店舗を構える『LIQUID THE STORE(リキッド ザ ストア)』から。こちらは店名にもなっているLIQUID=液体の通り、飲むから派生する様々なアイテムを取りそろえ、店内でそのまま飲食もできてしまう話題のカルチャーハブスポットである。飲むための道具を扱う「GALLERY」からナチュラルワインを専門に扱う「CELLAR」、茶葉、珈琲、日本酒などの飲み物を扱う「PANTRY」、立ち飲みができる飲食エリアの「STAND」、さらに自家製ハム&ソーセージ専門店『TESIO 2×(テシオニカケル)』と沖縄初となる“Bean to Bar”スタイルのチョコレート専門店として誕生し、沖縄独自のチョコレート文化を提案しているTIMELESS CHOCOLATEのコーナーショップ『LIL by TIMELESS(リル バイ タイムレス)』も併設されており、飲むための道具や飲み物を販売しつつ、またそれらを実際に体験するコトができるイベントも実施している。これらのディレクションを自ら手がける代表の村上純司さんいわく「地元の人から感度の高い観光の人までもが集まる場所になっていて、ローカルクラフトのものを飲んだり食べたりすることで自然とコミュニケーションが生まれていますね」とのこと。そして、最近では瑞穂酒造とともに、400年の製糖の歴史を誇る沖縄のさとうきびと、離島8島で作られる黒糖の2つの素材を活用し、未だかつてないラムをつくり、未来へ繋ぐプロジェクト「ONERUM」にも意欲的に取り組んでいる。沖縄に到着したら、ウェルカムドリンクと情報収集を兼ねてまず訪れたいスポットが『LIQUID THE STORE』だ。
LIQUID THE STORE
住所:〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋1-1-21 1F
Tel:098-988-3607
URL:https://store.liquid.okinawa
沖縄のストリートカルチャーを全国に発信するストア / Chocolate Jesus
次のスポットは、街全体がテーマパークのような沖縄県本島中部の町、北谷(チャタン)のAMERICAN VILLAGE内にあるセレクトショップの“チョコジー”こと『Chocolate Jesus(チョコレートジーザス)』。アメリカ発祥のファストフード・チェーン『A&W(エー&ダブリュー)』や〈BoTT(Birth Of The Teenager)〉とのコラボレーションなど、ローカルから国内外の様々なブランドと関わりを持ち、シーンで活躍するクリエイターやアーティストたちからも支持され続けているコンセプトストアである。そしてこちらには、休憩がてらに立ち寄ることができるカフェスペース『Chocolate Jesus Coffee(チョコレートジーザス コーヒー)』とスケートパークを模した空間にアイテムを展開するスケートボードショップ『Quack Skateboards(クアック スケートボード)』も併設されており、広くて開放的な店内が印象的だ。「那覇市内にもたくさんの観光地やお店は存在するのですが、沖縄のストリートカルチャーを味わいたいのであれば、少し足を伸ばして北谷まで来るのもいいと思います」と言う『Chocolate Jesus』のスタッフさんから、近くのアラハビーチでご飯を食べることもお勧めされた。
Chocolate Jesus
住所:〒904-0115 沖縄県中頭郡北谷町美浜34-1 1F
Instagram: @chocolatejesusjpn @chocolatejesus.store
URL:https://chocolatejesus.jp
革新的なサウンドを提供する沖縄唯一のオーディオメーカー / 知名オーディオショウルーム
そして北谷に訪れたならば、同じ中部エリアのコザにも足を運びたい。なぜなら、ファッション界のオーディオ通も足繁く通う『TINA AUDIO(チナオーディオ)』のショールームがあるからだ。『TINA AUDIO』は沖縄唯一のオーディオメーカーとして1975年に創業し、米軍基地向けのオーディオ機器の修理専門から様々なメーカーの修理・販売を経て、オリジナル製品を製造するようになる。その中で、音の本質に迫り、ヴォーカルの息づく瞬間まで伝えることにこだわり抜いたスピーカーとアンプの開発に成功し、今では1年以上も予約待ちが出るほどに。そんな『TINA AUDIO』のスピーカーはミニマルな円筒デザインから360度に渡り立体的なサウンドを提供し、最初に紹介した『LIQUID THE STORE』にも置かれるなど、個人から企業にいたるまで多くの愛用者がいるアイテムだ。「このスピーカーのデザインは創業者の知名宏師が長年の研究結果からたどり着いた、音だけのことを考えて作られたものなんです。なので見た目がいいからこうしたのではなく、スピーカーとして1番いい形を追求したら、たまたまこのようなデザインになったんですよね」と言う広報担当の知名亜美子さんの説明とともに、是非とも1度は視聴体験をしに訪れていただきたい『TINA AUDIO』のショールーム。来店は予約制なので、まずはブランドの公式ウェブサイトをチェックしてみてはいかが。
知名オーディオショウルーム
住所:〒904-0004 沖縄県沖縄市中央3-16-6
Tel:098-938-3994
URL:https://tina.audio.co.jp
沖縄ローカルの遊び方を満喫できる複合リゾート施設 / MARINX HARBOR
のんびりとドライブでもしながら1日を過ごしていれば、チルな時間が流れる沖縄であり、夜がくるのもあっという間である。そんな時に旅の疲れを癒す場所としてお勧めしたい宿が、沖縄の南部の小さな港町にある『MARINX HARBOR(マリンクス ハーバー)』だ。全8室の客室と離れにあるプールヴィラ1棟、マリンショップ、カフェ、BBQテラス、ヘアサロン、グラインドプールまでもがそろい、沖縄ローカルが好きなものを詰め込んだ泊まれる遊び場で、不定期でDJやアーティストを呼んでのイベントも開催されているそう。「ここは、沖縄のローカルな感じと、マリンスポーツやエンタメ、アクティビティも満喫したいという人向けに運営している施設です。僕らスタッフもサーフィンとか音楽とか、何かをやりながら働いているので、そういったカルチャーの交流の場としても機能していますね。きっと、他では味わえないような、沖縄の新しい楽しみ方が見つかるはずです」そう気さくに答えてくれた『MARINX HARBOR』マネージャーのヒーロ(HI-RO-)さんも、サーフィンやスケートボードを嗜み、美容師として併設されたサロンでカットも担当している。そんなヒーロさんふくめ、個性的なスタッフも常駐する『MARINX HARBOR』で、他では味わえないオリジナルの沖縄バケーションプランを過ごしてみてほしい。
MARINX HARBOR
住所:〒901-0511 沖縄県島尻郡八重瀬町字港川下港原361-2
Tel : 098-988-3007
URL:http://marinx-harbor.com/index.html
都会の喧騒を忘れて全力で楽しむ大自然離島ツアー / 西表島ツアーNGAF
最後にご紹介するのは、島の90%が亜熱帯のジャングルに覆われ、とても希少な特別天然記念物のイリオモテヤマネコが生息する島としても知られる沖縄の離島、西表島でツアーを行う『NGAF』。こちらでは、サーフボードに立って漕ぐSUP(サップ)やトレッキングなど、都会にはない大自然を舞台にしたアクティビティを体験することができ、日頃のストレスから解放されるような1日を過ごすことが可能だ。経験者はもちろん、初心者でも楽しめるようなプランも用意され、西表島を知り尽くしたインストラクターの興味深い解説も聞くことができる。「とにかく楽しむこと。そちらをモットーにガイドをしています。老若男女たのしめるアクティビティを準備していますし、西表島に住んでいる僕らだからこそ知っている沖縄の魅力も教えています」そう話すチーフツアーガイドの佐藤GO aka GOさんは、かつて東京でファッション関係に近い仕事に従事していた過去を持ち、カルチャーシーンへの造詣も深く、そういった観点からも話題が弾むインストラクターだ。 都会の喧騒を忘れて、非日常を味わいたい。そんな人には、2021年に世界自然遺産に正式登録された大自然があふれる西表島でのツアーが絶対にお勧めだ。
西表島ツアーNGAF
住所:〒907-1434 沖縄県八重山郡竹富町字南風見508-90
Tel : 090-1876-6641 / 098-085-5502(9:00-22:00)
URL:https://www.ngaf.jp