2Pac の遺産管理団体が無許可で AI ボーカルを使用したドレイクを訴えると警告
この警告を受け、ドレイクは“Taylor Made Freestyle”を載せた投稿を削除
伝説のラッパー 2Pac(トゥパック)ことトゥパック・シャクール(Tupac Shakur)の遺産管理団体は、ドレイク(Drake)がケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)をディスった“Taylor Made Freestyle”で、2PacのAIボーカルを許可なく使用したとして訴訟を起こすと警告した。
『Billboard』によると、トゥパック・シャクールの遺産管理団体の弁護士が、ドレイクに対し、告訴する正式な法的措置を講じる前に、SNSから楽曲を削除するよう24時間の猶予を与えたとのこと。声明では、「遺産管理団体は、あなたがトゥパックの声と人格を無断使用したことに対して深く動揺し、失望しています」と説明。さらに、ドレイクがケンドリックをディスる方法としてトゥパックのAIボーカルを使用したことにも不満を覚えているようで、「遺産管理団体の良き友人であり、トゥパックと彼のことに敬意しか与えなかったケンドリック・ラマーに対して、許可なくトゥパックの声を使用したことは同様に遺憾であり、非常に侮辱的である」と付け加えた。
“Taylor Made Freestyle”は、ケンドリック・ラマーの“Like That”に対するアンサーソングとして、先週末にSNS上にドロップされた楽曲。楽曲の冒頭で「If you deal with this viciously/ You seem a little nervous about all the publicity/ Fuck this Canadian lightskin.(もしあなたが悪意を持って対処しているなら/あなたはすべての宣伝について少し神経質になっているようだ/このカナダ人の白い肌に)」とトゥパックがケンドリックを諭すようなラップをAIボーカルに歌わせていた。ちなみに、この警告を受け、ドレイクは4月25日(木)、“Taylor Made Freestyle”を載せた投稿を削除した。